こんにちは、ててです。
レザークラフトをしていて、必ずと言っていいほど悩みにあがるのがハンマーなどの打撃を伴う作業による『騒音』です。
特に菱目打ちで縫い穴をあける作業は縫う長さに比例してハンマーを叩く回数も増えるので悩みの種になりがちです。
今回は、そんな騒音の悩みとおさらばする方法を紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
- 集合住宅に住んでいて大きな音が出せない
- 小さな子供がいて夜に作業できない
- 菱目打ち機は作るの大変そうだし、買うまではしたくない
この記事の信頼性
この記事を書いている私はレザークラフト歴5年です。
アパートで昼夜を問わずに作業していたら住人から苦情をもらった経験があります。
なお、現在は静音で作業できていて苦情もありません。
静音で菱目打ちをする方法
結論から言いますと、今回紹介するのは菱ギリを使った方法です。
この方法なら、
昼夜を問わず、静かに作業ができます。
大がかりな機材も必要なく手軽に実践できます。
菱目打ちをハンマーで叩いていたころよりもきれいな仕上がりになります。
必要なものはこちら
必要なモノ
- 菱目打ち(二本目、四本目)
- 菱ギリ
- ゴム板
- ディバイダー
- コルクボード(1cm厚くらい)
それでは具体的な方法に移っていきましょう。
①ディバイダーを使って縫い穴のガイド線を引きます。
ディバイダーがなければ金属製のフォークなどでも代用できます。
②ガイド線に沿って菱目打ちを革に軽く押し付けて『マーキング』します。
この時、菱目の向きがわかる程度に押し付けておくと後で楽です。
③ゴム板の上にコルクボードを乗せ、そこに革を置いてマークした菱目に沿って菱ギリで一目ずつ貫いていきます。
コルクボードは100均などに売っています。
注意ポイント
この方法で気を付けなければならないことがあります。それは、
・菱ギリを刺す角度を一定にすること
・菱ギリをきちんと研いで仕立てておくこと
の2点です。
縫い穴の方向が一定にならないと縫った時に縫い目が歪みます。
マーキングをした菱目の向きをよく確認しましょう。
また、菱ギリがきちんと仕立てられていないと縫い穴が広がり過ぎたり歪んだりして、結果として縫い目に影響が出ます。
この方法は菱ギリの仕立てがすべてと言っても過言ではないので、キンキンに研いでおきましょう。
メモ
プラスαであると便利なツール
一定の角度で菱ギリを貫くためには、さんた屋さんの『アングルセッター』があると便利です。
これは菱ギリを一定の角度で貫くためのツールです。
販売サイトのリンクを貼っておきますので、よかったらチェックしてみてください。
さんた屋さんのショップはこちら💁♂️
https://factorysanta.thebase.in/items/13618595
作業のデメリット
私はデメリット…というほどでもないと思うのですが、菱目打ちを打って穴をあけるよりも多少時間がかかります。
従来の方法:ディバイダー→菱目打ちの2工程
静音の方法:ディバイダー→マーキング→菱ギリの3工程
と工程が1つ増え、加えて菱ギリで一目づつ穴をあけていくので、当然ではありますが…
とはいえ、慣れてくればそこまで時間を取られることも無くなるので、それほど問題にはなりません。
もし、販売を視野に入れるので有れば、設備投資をして効率化を図ったり、全体の作業工程の見直しが必要になってくるかもしれません。
まとめ
・菱ギリを使って縫い穴をあける方法はハンマーなどの打撃を伴うツールを使わないので静か!
・一目ずつ穴をあけるので、厚みのある革や重ねて縫う際の縫い穴の大きさも均等になり、縫った時の仕上がりもきれいに!
今回は以上です♪
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